【2月5日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は4日、レアル・マドリード(Real Madrid)のビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)に対するラフプレーが問題になっている中、ディフェンダーが同選手に目を光らせるのは普通だとの見解を示した。

 ビニシウスは2日に行われたバレンシア(Valencia CF)戦でガブリエウ・パウリスタ(Gabriel Paulista)になぎ倒されており、今季はリーグ最多の被ファウル数を記録している。ガブリエウはこのプレーで退場処分を受けた。

 シャビ監督は5日のセビージャFC(Sevilla FC)戦を控えて臨んだ記者会見で、「ウスマン(・デンベレ<Ousmane Dembele>)や、ここにいた時のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、ビニシウスといった1対1で勝てる選手に対しては、相手がより激しくプレーする」と述べた。

「マーカーを簡単に抜くから、相手も注意を払うようになる。ビニシウスは攻撃で多くのものを生み出せるから、ディフェンスが目を光らせるのは普通のことだ」

「レフェリーとレフェリング委員会があるのだから、彼らが自分たちの仕事をするべきだ」

 レアルは5日にマジョルカ(RCD Mallorca)との対戦を控えているが、マジョルカの主将アントニオ・ライーヨ(Antonio Raillo)は今週、ビニシウスを自分の息子の手本にはしないと発言した。ライーヨは以前にも、同選手が相手を挑発したり、無礼な態度を取ったりすると非難していた。

 レアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督はこの日、ライーヨとのあつれきがあるものの、ビニシウスが試合に向けて特別な準備をする必要はないと述べた。

「ビニシウスはいつも通り試合に備え、いつものように違いを生み出そうとするだろう。彼は自分のすべきことに集中しているし、私が彼と話す必要はない」 (c)AFP