【2月5日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は5日付の日曜紙ビルト・アム・ゾンターク(Bild am Sonntag)に掲載されたインタビューで、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は西側諸国から供与された兵器について、ロシア領土の攻撃には使用しないことに同意していると述べた。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は2日、西側諸国の「介入」について、第2次世界大戦(World War II)中のスターリングラード攻防戦(Battle of Stalingrad)で対峙(たいじ)したナチス・ドイツ軍になぞらえる発言をしている。

 これについてショルツ氏は、「彼(プーチン氏)がウクライナ侵攻を正当化するために使う、歴史に基づいたおかしな連想の一つにすぎない」と一蹴。「われわれは同盟国と共に、ウクライナ防衛のために戦車を供与する。米国をはじめ同盟国と緊密に調整し、兵器供与に関しては慎重に行っている」と語った。その上で、対ロシア攻撃には使用しないという点で「コンセンサスがある」と強調した。(c)AFP