【2月5日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは4日、第22節の試合が行われ、首位アーセナル(Arsenal)は0-1でエバートン(Everton)に敗戦。19年ぶりのプレミアリーグ制覇へ足踏みし、王者を目指す決意を見せる必要に迫られている。

 2位マンチェスター・シティ(Manchester City)とまだ勝ち点5差を保っているアーセナルだが、今季リーグ戦2敗目を喫し、差を広げることはできなかった。

 ミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は、タイトル獲得への道のりについて「楽な歩みにはならない」と話し、「一筋縄ではいかないだろうし、われわれも全力を尽くし、きょうよりもいいプレーをする必要がある」とコメントした。

「こういう瞬間にこそ、選手をもっと好きになる。旅は困難で、厳しく、乗り越えるべき大きな石が転がっている。土曜(11日のブレントフォード<Brentford FC>戦)に向けていい準備をしなければならない」

 一方、1958年以降初めてとなるホームリーグ戦4連敗でこの試合を迎えたエバートンは、60分にジェームズ・ターコウスキー(James Tarkowski)のヘディングによる1点を守り切って勝利。降格圏からの脱出を目指す中、ショーン・ダイチ(Sean Dyche)新監督の下で完璧な船出を切った。

 チームは不振が続いてフランク・ランパード(Frank Lampard)前監督を解任し、さらに下位に低迷する中、プレミア勢で唯一、冬の移籍市場で選手を一人も補強しなかったが、ダイチ新監督を招へいして公式戦11試合ぶりとなる待望の1勝を挙げた。

 ダイチ監督は「きょうは最大限の努力をすることが最低限必要で、それを見せられた」と話した。(c)AFP/Kieran CANNING