【2月4日 AFP】米国防総省は3日、中南米上空でも中国の「偵察気球」1機を確認したと発表した。2日に米本土上空でも同様のものが確認され、アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官が訪中を中止する事態となっていた。

 国防総省は米本土で確認された1機目について、中部を東に向けて進んでいるが、安全上の理由から撃墜はしていないと説明した。

 同省のパット・ライダー(Pat Ryder)報道官はその後、「中南米を通過している気球についての報告を調査している」「現時点では新たな中国の偵察気球とみている」と発表したが、具体的な位置は明らかにしなかった。(c)AFP/Shaun TANDON