【2月4日 AFP】ルワンダの首都キガリの裁判所は、大麻密売の罪に問われた14歳の少年に対し、禁錮2年の執行猶予付き判決を言い渡し、即時釈放を認めた。

 少年は昨年11月に逮捕され、大麻密売を認めていた。検察は通常、同様の罪では禁錮20年から終身刑を求刑するが、少年には禁錮10年を求刑していた。

 3人の判事のうちの一人は「幼さを考慮し、執行猶予付き禁錮2年と罰金100万ルワンダ・フラン(約11万8000円)を言い渡す」と述べた。

 検察によると、少年は大麻密売の常習犯で、母親は違法薬物所持の罪で禁錮15年の刑に服し、父親も違法薬物所持の容疑を掛けられ逃走している。

 検察は、ルワンダの刑事責任年齢は14歳だが、本人の年齢と家庭環境が考慮されたとツイッター(Twitter)で説明した。

 警察は昨年少年を逮捕した時に自宅を捜索し、ペレット状の大麻51個を押収していた。(c)AFP