【2月4日 AFP】ロシアは3日、2014年に強制編入したウクライナ南部クリミア(Crimea)半島にある「外国の」資産を国有化し、その資金の一部をウクライナで戦う兵士の支援に回すと発表した。

 ロシアが強制編入後に設立した「クリミア共和国」のウラジーミル・コンスタンチノフ(Vladimir Konstantinov)最高会議(議会)議長は、ソーシャルメディアに「ロシアに敵対する国および外国人の資産を国有化する決議を採択した」と投稿した。

 最高会議によると、決議は全会一致で採択された。ウクライナの国民と企業も対象だという。

 コンスタンチノフ氏はロシア通信(RIA)に対し、国有化する資産には、さまざまな企業や銀行の500前後の関連施設が含まれていると説明。

「利益の一部は、ウクライナでの特別軍事作戦への参加者支援に回す」としている。

 支援の一部は土地の無償譲渡という形で分配するという。(c)AFP