【2月4日 AFP】フランスとイタリアは3日、両国が共同開発した自走式の中距離地対空ミサイルシステム「マンバ(MAMBA)」をウクライナに供与することで合意した。仏国防省が発表した。

 同省は「ロシアの空爆から国民とインフラを守りたい」とするウクライナのオレクシー・レズニコフ(Oleksiy Reznikov)国防相の緊急要請に応じたものだと説明。「ロシアの無人機やミサイル、航空機に対する防衛」に役立つだろうとしている。

 レズニコフ氏が1月31日に訪仏した際、セバスチャン・ルコルニュ(Sebastien Lecornu)仏国防相は、155ミリ自走榴弾(りゅうだん)砲「カエサル(Caesar)」12基と防空装備をウクライナに追加で提供すると発表していた。

 ただし、フランスはウクライナが繰り返し求めている主力戦車「ルクレール(Leclerc)」の供与は確約していない。(c)AFP