【2月4日 AFP】米国防総省のパット・ライダー(Pat Ryder)報道官は3日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対する22億ドル(約2900億円)規模の追加軍事支援の一環として、精密誘導ロケット弾「地上発射型小直径爆弾(GLSDB)」を供与すると発表した。

 米国はすでに、高機動ロケット砲システム「ハイマース(HIMARS)」で使用する射程80キロのロケット弾をウクライナに供与しているが、同国はより長い射程のロケット弾を求めていた。GLSDBの射程は、ハイマースの約2倍に当たる約150キロとなっている。

 ウクライナはGLSDBを使用することで、ロシアの占領下にある東部ドンバス(Donbas)地方や、南部のザポリージャ(Zaporizhzhia)、ヘルソン(Kherson)2州とクリミア(Crimea)半島北部に対する攻撃が可能となる。(c)AFP