【2月3日 AFP】ドイツ政府は3日、ウクライナに供与する同国の主力戦車「レオパルト(Leopard)2」とは別に、企業が保有する旧式の「レオパルト1」をウクライナに送ることを承認したと発表した。

 現在ドイツを含めて欧州各国の軍隊で運用されているレオパルト2の前身となるレオパルト1をめぐり、所有する企業からウクライナに供与したいとの要望が政府に出されていた。

 政府報道官は3日の記者会見で、レオパルト1に関する質問に対し、「輸出許可証が出されたことを確認する」と述べた。

 レオパルト1は、1960年代に運用が始まった。南ドイツ新聞(Sueddeutsche Zeitung)は、生産企業2社がレオパルト1数十両を改修してウクライナに送ることを希望していると報じた。ただ、弾薬入手の問題に直面しているという。

 ドイツでは、戦車の輸出には政府の許可が必要となっている。(c)AFP