【2月4日 Xinhua News】中国の人気SF映画『流転の地球(流浪地球)』の続編「流浪地球2」が大ヒットしている。劇中に登場する最先端技術の多くは、特撮ではなく中国企業が開発した実物を使用。中には製品化されて私たちの実生活に入り込んでいるものもある。

 救助や貨物を運ぶシーンで俳優が装着している機器は、小道具ではなく既に製品化されている「外骨格ロボット」。上海市に本拠を置く上海傲鯊智能科技(ULSロボティクス)が提供した。映画では外観にエイジング処理を施して使われている。

 同社創業者の徐振華(Xu Zhenhua)氏によると、航空や電力、自動車などの分野に既に導入され、空港職員が重い荷物を運ぶ手助けをしたり、重機エンジニアの腕にかかる圧力を分散したりと活躍している。腰に装着するタイプでは、最大で30キロ分の重さを補助し、ユーザーの負担を6割以上軽減するという。(c)Xinhua News/AFPBB News