【2月3日 AFP】ウクライナ最高会議(議会)人権委員会のドミトロ・ルビネツ(Dmytro Lubinets)氏は2日、同国の子どもたちがロシア人に拉致され、性的搾取目的で人身取引されていると非難した。

 ルビネツ氏はSNSへの投稿で、メッセージアプリのワッツアップ(WhatsApp)で交わされた人身取引に関するやり取りの内容を公表。その中では、2人の人物がウクライナの孤児院からロシアに連れてこられた男児を25万ルーブル(約46万円)でポルノに出演させることを話している。

 男児は「間もなく学校に通い始めるべき」年頃だと説明。「この手の仕事のために幼い子どもたちを連れてきている。この子が初めてではない」とも述べている。

 ルビネツ氏はこのやり取りの入手方法は明らかにしなかったが、「ロシア連邦はウクライナの子どもたちをひそかに拉致し、殺害し、強制移送し、レイプしている」と批判。警察と検察に、関与した者を特定して処罰するよう求めた。(c)AFP