【2月2日 Xinhua News】中国国家税務総局の王道樹(Wang Daoshu)副局長は1月31日に開かれた記者会見で、2022年の全国の新規減税・費用引き下げ・税還付・納税猶予・費用納付猶予額は合計で4兆2千億元(1元=約19円)を超えたと発表した。

 王氏によると、納税者口座に還付した未控除付加価値税は21年の3・8倍となる2兆4600億元に達した。新規減税・料金引き下げ額は1兆元余りで、内訳は減税額が8千億元余り、費用削減額が2千億元となった。納税・費用納付猶予額は7500億元以上だった。

 業界別では、製造業が約1兆5千億元で全体の35%程度を占め、業界として最も大きな恩恵を受けた。また、飲食や小売り、文化・観光、交通・輸送など新型コロナウイルス感染症流行の影響を大きく受けたサービス業は8700億元余りで、市場主体(企業や事業者)が難関を乗り越えるのを力強く支援した。

 企業規模別では、小規模・零細企業、個人事業主が1兆7千億元超で、全体の約4割を占め、中心的に恩恵を受けた。個人事業主の8割近くが納税を免除された。(c)Xinhua News/AFPBB News