【1月31日 AFP】フランスで、妊娠中の女性が高速鉄道乗車中に産気付き、列車内で出産した。地元紙が伝えた。

 女性は29日、首都パリからドイツ鉄道(Deutsche Bahn)が運行する独シュツットガルト(Stuttgart)行きの便に乗車して間もなく陣痛が始まった。

 地元紙レピュブリカン・ロラン(Republicain Lorrain)によると、女性が陣痛開始を乗員に伝えたところ、列車は東部ルビニ(Louvigny)にある仏高速鉄道TGVのロレーヌ(Lorraine)駅で一時停車。医療チームが列車内に乗り込み、赤ちゃんを取り上げた。

 出産には1時間20分余りかかり、その間他の乗客は待機を要請された。生まれた男児はフェリックスちゃんと名付けられた。

 同紙によると、フェリックスちゃんは出産予定日よりも少し早く生まれた。母子は近隣の病院に搬送され、共に元気だという。(c)AFP