【1月31日 Xinhua News】中国汽車工業協会(CAAM)は30日、2022年12月の中国乗用車市場統計を発表した。それによると、乗用車生産台数は前年同月比16・1%減(前月比1・4%減)の212万5千台、販売台数は6・7%減(同9・0%増)の226万5千台だった。22年の年間生産台数は前年比11・2%増の2383万6千台、販売は9・5%増の2356万3千台で、伸び率は業界全体を上回った。

 同協会は22年の乗用車販売台数が増加した背景について、自動車の取得税半減などの消費促進策がけん引したほか、新エネルギー車(NEV)が年初から急成長し、自動車輸出が持続的に好調だったことにより、乗用車市場が6月から比較的高い伸び率を維持し、販売台数を押し上げたとの見方を示した。

 12月の乗用車四大車種別では、ミニバン型多目的車(MPV)、セダン、クロスオーバーが前月比で生産・販売台数ともに増加。スポーツタイプ多目的車(SUV)は生産が減少、販売が増加した。前年同月比では全ての車種が生産・販売ともに減少となった。うちMPVとクロスオーバーの減少幅が特に大きかった。年間ではセダンとSUVが前年比で大きく伸び、他の2車種は減少した。

 国内で生産された中国ブランド高級乗用車の12月販売台数は1・9%減(同1・6%減)の37万5千台だった。22年の年間販売台数は11・1%増の388万6千台で、伸び率は乗用車全体を1・6ポイント上回り、乗用車販売全体に占める割合は16・5%で0・7ポイント拡大した。(c)Xinhua News/AFPBB News