【1月31日 AFP】パキスタン北西部ペシャワル(Peshawar)の警察施設内にあるモスク(イスラム礼拝所)で30日、爆発があり、警察官ら61人が死亡、150人以上が負傷した。

 爆発は午後の礼拝中に発生。モスクの壁1面がすべて崩壊し、屋根の一部も吹き飛ばされた。地元警察によると、爆発は礼拝者の間で起きたことから、自爆攻撃だった可能性がある。

 礼拝には通常、300~400人の警官が参加しているという。爆発により多数の警官ががれきの下敷きとなり、現在も救助活動が続いている。

 犯行声明は出ていない。ペシャワルは、武装勢力の台頭で治安が悪化しているアフガニスタン国境沿いの旧部族地域に近い。(c)AFP