元NZ代表ジョンストン氏が同性愛告白 オールブラックスでは初
発信地:ウェリントン/ニュージーランド
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【1月31日 AFP】元ラグビーニュージーランド代表のキャンベル・ジョンストン(Campbell Johnstone)氏(43)が30日、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)経験者として初めて同性愛者であることを公表した。
ジョンストン氏は、テレビ・ニュージーランド(TVNZ)系列のニュースチャンネル1Newsのインタビューで、事前に家族や親しい友人に知らせていたとした上で、「もし私がオールブラックスとして初めてゲイであることを公表し、その重圧というか、この問題を取り巻くレッテルを取り除くことができれば、実際に他の人々の助けになるだろう」と述べた。
オールブラックスのPRとして2005年に3試合に出場したジョンストン氏は、現役時代に自身のセクシュアリティーを隠し続けることに苦労したといい、「そのことが、ゆっくりと自分に影響を及ぼし始める。二重生活、あるいは偽りの人生を生きるのは難しい」と振り返った。
「ラグビーには一つのフレーズがある。それは、試合後に鏡を見て自分自身に正直でいられれば、自分はよくやったと分かるということだ」
「そして自分は鏡を見ていたときチームメートに正直ではなかった。それが大きな重圧となり、自分にのしかかっていく」 (c)AFP