【2月2日 People’s Daily】過去10年間で、中国のデジタル経済と実体経済の統合基盤は絶えず固められ、主要プラットフォームの産業設備の接続台数は7900万セットを超え、160万社以上の産業企業にサービスを提供した。スマート製造装備産業の規模は3兆元近くに達し、市場満足度は50%を超えた。

 デジタル経済は国家の発展の大局に関わる。近年、中国はデジタル経済の強化・拡大を続け、優れたものにしている。中国工業・情報化部情報技術発展司の担当者によると、中国のデジタル経済の規模は複数年連続で、世界第2位で、経済・社会の発展の重要なエンジンとなっている。

 新型デジタルインフラ整備は著しく向上している。世界最大の光ファイバーとモバイルブロードバンドネットワークが構築され、全国の固定ブロードバンドは、100メガビットから1ギガビットに飛躍し、モバイル通信技術は「4G並走」から「5G先導」に飛躍し、5G基地局は全国で222万局が建設・開通し、行政村のブロードバンド普及率は100%に達し、インターネットの新応用、新業態、新モデルの活発な発展を促進した。

 デジタル経済と実体経済の融合が深く推進されている。2022年9月末までに、企業におけるデジタル研究開発・設計ツールの普及率は76%に達し、主要工程の数値制御化率は57.2%となり、知的生産の新シーン、新業態、新モデルが続出し、経済発展への乗数効果が加速した。

 主要なデジタル産業は継続的に発展し、成長している。ビッグデータ、クラウドコンピューティング、ブロックチェーン、人工知能(AI)などの新技術、新業態、新プラットフォームが花開き、オンラインショッピング、オンライン教育、遠隔医療などの「コンタクトレスエコノミー(非接触経済)」が全面的にスピードアップし、経済発展に強い勢いを与えている。統計によると、2022年10月時点で、電子情報製造業の営業収入は12兆4500億元(約238兆3900億円)、ソフトウェア事業の営業収入は8兆4200億元(約161兆2200億円)に達している。

 現在、中国の製造業は全体から見ると、ローエンドでは生産能力過剰、ハイエンドでは供給不足の段階にあり、産業構造の改善・高度化が急務となっている。デジタル経済の加速度的な発展は、製造業の供給システムの質向上の重要なルートとなっている。新技術、新管理、新モデルを通じ、デジタル経済は応用シーンやビジネスモデルの革新を継続的に促し、製造業における高品質な開発の実現を促進するのに役立つ。

「デジタル経済の発展を加速させ、デジタル経済と実体経済の融合の深化を促進するために、デジタル産業クラスターの発展と成長は重要な取組だ」と、中国工業・情報化部情報技術発展司の担当者は述べた。次の段階として、国際競争力のあるデジタル産業クラスターを段階別、分野別に構築していくという。(c)People’s Daily/AFPBB News