「夜明け」はもう目の前に 新段階迎えた中国のコロナ対策
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【1月31日 People’s Daily】中国では新型コロナウイルス対策が新段階を迎えている。医療資源の効率化と統合を図り、PCR検査所を発熱外来ステーションに切り替えるのをはじめ、インターネット医療や在宅治療ガイドラインの促進、医薬品の供給増加などを推し進めている。
2020年初頭に突如発生した新型コロナウイルスに対し、中国は全国からハイレベルの医師、最先端の設備、緊急の物資・機器を動員し、治療と予防に全力を尽くしてきた。集団抗原検査で感染の疑いのある人を割り出し、さらにPCR検査で特定するモデルを推進し、ウイルスとの闘いを繰り広げてきた。今後、中国はさらに対策を最適化し、市民の日常生活を保証しながら高齢者や子どもなどの重点グループを適切に保護していく。
中国はこの3年間、幾重にもわたるコロナ禍に耐えながら医薬品の研究開発や医療体制を整備し、国民のワクチン接種を進めてきた。 そして医薬品の供給体制や感染予防システムの強化により、新型コロナウイルス感染症を「乙類甲管」から「乙類乙管」に移行する条件を整えた。
乙管への移行は、感染予防策を取りやめるということを意味しない。発熱外来での診察や医薬品を求める需要が高い現状を考慮し、各地の医療体制の充実、インターネット病院の活用、医薬品の生産能力の向上に引き続き取り組んでいる。
習近平(Xi Jinping)国家主席は 2023年の新年メッセージで「感染症の予防・コントールは現在、新たな段階に入りましたが、今なお困難な時期は続いています。皆さんが堅忍不抜(つらいことに耐え、我慢強く心を動かさない)の努力をしており、夜明けはもう目の前に来ています。もうひと踏ん張りです。堅持こそ勝利であり、団結こそ勝利です」と呼びかけている。
絶えず変動するコロナ禍に対応した最適化措置をより確実に実施し、予防・治療体制を包括的に改善していくことで、新型コロナを一掃し、最終的な勝利を勝ち取ることができる。(c)People’s Daily/AFPBB News