中国の春節連休、1日当たり消費額は19年比66%増
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【1月30日 Xinhua News】中国で飲食宅配を中心とした生活関連サービスを手掛ける美団が27日に発表した今年の春節(旧正月)連休7日間の顧客消費データによると、最終日を除く21~26日の1日当たり消費額は2019年の春節連休に比べ66%増加した。北京や上海、成都(四川省)、重慶、広州(広東省)などの都市が上位を占めた。
レストランでの2人以上のコース予約は前年同時期に比べ53%増えた。中でも上海の伸び率が最も高く、3・4倍になった。旅行先での消費額は76%増え、うち三亜(海南省)、成都、重慶、大理(雲南省)、北京が観光客によるレストラン予約が多い5都市となった。「成都吼堂老火鍋」「長沙文和友」「北京四季民福焼鴨店」などの人気店は満席となり、美団プラットフォームでのテーブル予約待ちが千件を超えたレストランもあった。
ホテルの宿泊件数上位20都市のうち、西安(陝西省)、長沙(湖南省)、南京(江蘇省)、杭州(浙江省)、洛陽(河南省)などは前年同時期の2倍になった。満室率が高かったのは雲南省の大理や麗江、西双版納(シーサンパンナ)、四川省の自貢や攀枝花、広東省の潮州や汕頭、福建省のアモイ、河南省の開封、広西チワン族自治区の北海などだった。
ウインタースポーツがレジャーブームを起こし、飲食や宿泊、交通など関連業界の業績をけん引した。美団プラットフォームでの「スキー」の検索件数は3位となり、全国のスキー場と周辺宿泊施設の予約件数は2倍近くとなった。
夜の観光を楽しむ「ナイトタイム・エコノミー」も春節消費に活力を添えた。夜間の消費規模は消費全体の49%を占め、前年同時期より13ポイント上昇した。広州や成都、重慶、杭州、アモイなどで「ナイトライフ」の検索件数が多かった。(c)Xinhua News/AFPBB News