【1月30日 AFP】サッカーイングランドFAカップ(FA Cup 2022-23)は29日、4回戦の試合が行われ、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)は三笘薫(Kaoru Mitoma)の劇的なゴールでリバプール(Liverpool FC)に2-1で勝利し、5回戦に進出した。

 三笘は後半アディショナルタイム2分に絶妙なボールコントロールから見事なシュートを決め、チームを勝ち上がりに導いた。

 試合はハーヴェイ・エリオット(Harvey Elliott)のゴールで敵地に乗り込んだリバプールが先制したが、ブライトンはルイス・ダンク(Lewis Dunk)の得点で前半のうちに追いつくと、試合終了間際に三笘の華麗なゴールが決まり、内容に十分見合った勝利を挙げた。

 ペルビス・エストゥピニャン(Pervis Estupinan)のクロスをファーサイドで待ち構えた三笘は、柔らかいトラップでボールをコントロールすると、ワンタッチで相手DFジョー・ゴメス(Joe Gomez)をかわしてから、リバプールの守護神アリソン(Alisson Ramses Becker)の頭上を抜くシュートを決めた。

 ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ(Roberto De Zerbi)監督は、「彼は信じられないような選手で、もう一段上のプレーができると思っている」と話し、「私も彼のゴールがうれしい」と喜んだ。

 一方のリバプールは、これで公式戦ここ6試合でわずかに1勝。プレミアリーグで首位アーセナル(Arsenal)と勝ち点21差の9位に沈む中、昨季優勝したFAカップでも敗退し、今季タイトル獲得の可能性が残るのは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)のみになった。(c)AFP