【1月29日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2023)は28日、フィンランド・エスポー(Espoo)で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ジョージアのアナスタシヤ・グバノワ(Anastasiia Gubanova)が合計199.91点で優勝を飾った。

 ショートプログラム(SP)でトップに立っていた20歳のグバノワは、3回転フリップの失敗はあったが、インドの民族衣装サリーに似たまばゆい衣装をまとい、大ヒット映画『スラムドッグ$ミリオネア(Slumdog Millionaire)』のサウンドトラックに乗せたフリーで記憶に残る演技を見せた。

 2021年までロシア国籍だったグバノワは、「驚いているが、努力が報われた」と喜び、「滑る前はとても緊張していて、精神的にすごくきつかった」と続けた。

 ロシア勢が不在の中で、優勝候補だったルナ・ヘンドリックス(Loena Hendrickx、ベルギー)は193.48点で2位となり、ミスのない演技を披露したスイスの16歳キミー・レポン(Kimmy Repond)が192.51点で3位に入った。

 アイスダンスでは、イタリアのシャルレーヌ・ギニャール(Charlene Guignard)/マルコ・ファッブリ(Marco Fabbri)組がショートダンス(SD)、フリーダンス(FD)ともにトップの演技を見せ、合計210.44点で優勝した。

 北京冬季五輪で金メダルを獲得したフランスのガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組が休養し、ロシア勢が出場停止の中で、英国のライラ・フィアー(Lilah Fear)/ルイス・ギブソン(Lewis Gibson)組が合計207.89点で2位、フィンランドのユーリア・トゥルッキラ(Juulia Turkkila)/マティアス・ベルスルイス(Matthias Versluis)組が198.21点で3位に入った。(c)AFP