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【01月29日 KOREA WAVE】韓国では旧正月連休中の食べ過ぎで急に体重が増えて悩んでいる人が多い。増えた体重を減らすために多様な肥満治療剤が海外で開発中だ。

最近、グローバル製薬会社で注射を打つだけでも体重を17~20%以上減らせる薬が開発された。なかでも痩せる薬として有名な「サクセンダ」の後続作「ウィゴビー(Wegovy)」が、年末あるいは来年、韓国で許可されそうだ。

デンマークのグローバル製薬会社「ノボノルディスクファーマ」は現在、過体重・肥満の患者を対象にセマグルチドの有効性と安全性を検証する臨床試験を、韓国・食品医薬品安全庁から許可を受けて進行中だ。

セマグルチドは「ウィゴビー(Wegovy)」という名前ですでに海外で販売されている。まずBMI数値が25以上の肥満のアジア人を対象に週1回、セマグルチド2.4mgを注射で投与する臨床3相が韓国で進行されている。世界で150人の患者を対象にしており、このうち85人が韓国の患者だ。臨床終了時期は今年11月だ。

また、別の臨床試験は過体重または肥満の東アジア人を対象に、セマグルチドの有効性と安全性を実験する。以前の臨床試験とは異なり、薬物が注射剤ではなく、飲む形である「経口剤」だ。セマグルチド経口剤50mgを1日1回投与する方式で実施している。世界198人を対象に臨床試験を実施中で、このうち40人が韓国の試験対象者だ。臨床終了は今年8月だ。

ウィゴビーはすでに、韓国でダイエット薬として有名な「サクセンダ」の改良型だ。しかし、体重減少の効果は「サクセンダ」より優れている。サクセンダが臨床試験で対象者の体重を5~10%ほど減少させたとすれば、ウィゴビーは17%の効果だ。利便性もサクセンダより良い。サクセンダは1日に1回注射を打つ必要があるが、ウィゴビーは1週間、1回だけだ。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News