【1月28日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)の女子シングルスを制し、四大大会(グランドスラム)初優勝を果たしたアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)が28日の決勝後、感動して「言葉にならない」と喜び、実感が湧くまでには「もう何日か」かかるだろうと話した。

 強打のサバレンカは決勝でウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)覇者のエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)を4-6、6-3、6-4の逆転で下した。

 試合後には豪テレビ局チャンネル9(Channel Nine)のインタビューで、「起きたことを理解するには、もう何日か必要。オーマイゴッド。正直、言葉にならない」とコメント。4度目のマッチポイントを制し、コートに倒れて涙を流した場面については「最後は本当に感動した。最終ゲームでさまざまな感情に対処できたことを本当にうれしく思う。とても難しかった」と振り返った。

 以前は気持ちの面で苦しみ、昨年はサーブも不振に陥った。今大会までにグランドスラムではベスト4に3度進出したが、いずれも敗れていた中で、「(過去の準決勝3試合は)本当にタフな試合だった。自分が何を変えなくてはいけないのかを理解するのに、それが必要だったということを今まで知らなかった。今は他に何に取り組めばいいか分かっているし、この壁を破れたことが本当にうれしい」と語った。

 サバレンカは最新の世界ランキングで自己最高に並ぶ2位に浮上する。(c)AFP