【1月26日 AFP】長崎県沖で貨物船が沈没し、乗組員8人が死亡した。うち6人が中国人だった。中国外交官と日本の海上保安庁が26日、明らかにした。

 沈没したのは香港船籍の「JINTIAN」(6651トン)で、中国人とミャンマー人の乗組員が乗っていた。24日夜、無人の長崎県男女群島の西方約110キロの海域から救難信号を発信した。

 韓国・済州(Jeju)島の沿岸警備隊によると、船長は25日未明に衛星電話を使い同警備隊に連絡し、自身と乗組員は沈みつつある船を放棄すると伝えた。

 律桂軍(Lu Guijun)駐福岡中国総領事は26日、国営中国中央テレビ(CCTV)の国際放送部門(CGTN)に対し、13人が見つかり、「8人が死亡し、うち6人は中国人だった」と話した。

 日本の海上保安庁は中国側が示した死者数を認め、残りの2人はミャンマー人だと明らかにした。さらに中国人4人、ミャンマー人5人の計9人が依然行方不明だと説明した。(c)AFP