【1月26日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)は25日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が6-1、6-2、6-4で第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)を下し、大会通算10度目の準決勝進出を果たした。

 ゾーン状態に入ったようなプレーでルブレフを圧倒し、22度目の四大大会(グランドスラム)優勝に近づいたジョコビッチ。次戦は決勝進出を懸け、ノーシードのトミー・ポール(Tommy Paul、米国)と対戦する。

 ジョコビッチは試合後、「これ以上ないテニスができている。後ろからのプレーが非常に安定している。こうしたコンディション、そしてこのコートでのプレーは本当に良い」と話し、「ゲームプランは分かっていたし、自分のベストのテニスを発揮できたのが大きかった」と振り返った。

 自身の最多記録を更新する10度目の全豪制覇を目指す中で、序盤戦では前哨戦のアデレード国際1(Adelaide International 1 2023)で痛めた左太もも裏に悩まされていたが、この日は4回戦のアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)戦に続き再び圧巻のプレーを見せた。

 これでグランドスラムでの4強入りは44度目で、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が誇る46度の最多記録に近づいている。また、全豪オープンでの連勝は驚異の26に伸び、アンドレ・アガシ(Andre Agassi、米国)が持つオープン化後の最長記録に並んだ。

 敗れたルブレフは4回戦で第9シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)をフルセットで破って勝ち上がってきたが、これでグランドスラムの準々決勝では0勝6敗となった。(c)AFP