【1月25日 AFP】22-23アルペンスキーW杯は24日、イタリアのクロンプラッツ(Kronplatz)で女子大回転第7戦が行われ、ミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)が女子では歴代単独最多となるW杯通算83勝目を挙げた。

 接戦を制したシフリンは、これでW杯の勝利数でリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn)を上回って女子単独トップとなり、スウェーデンのレジェンドであるインゲマル・ステンマルク(Ingemar Stenmark)が持つ男子を含めた最多記録の86勝にもさらに近づいている。まだ27歳と記録を更新できる位置におり、来月フランスのクーシュベル(Courchevel)とメリベル(Meribel)で行われる世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships 2023)よりも前に記録に並ぶ可能性もある。

 シフリンはララ・グートベーラミ(Lara Gut-Behrami、スイス)と0秒13差のトップで1本目を終えると、2本目も最速タイムをマークし、前回の世界選手権でこの種目を制しているグートベーラミを合計で0秒45上回った。地元期待のフェデリカ・ブリニョネ(Federica Brignone、イタリア)が1秒43差の3位に入った。

 今季の総合争いでも、2位につけるグートベーラミとの差を556ポイントに拡大し、5回目の総合優勝はほぼ確実となっている。(c)AFP