【1月24日 AFP】英国南極研究所(British Antarctic Survey)は、南極のブラント棚氷(Brunt Ice Shelf)から1550平方キロの氷山が分離する映像を公開した。面積は、英国の大都市圏グレーターロンドン(大ロンドン、Greater London)にほぼ匹敵するという。

 厚さ150メートルの氷には数年前から徐々に亀裂が入り、グリニッジ標準時(GMT)1月22日午後7〜8時(日本時間同23日午前4〜5時)の大潮の時に完全に分離した。

 同研究所は、今回の氷山の分離はブラント棚氷の自然現象であり、気候変動とは直接の関連性はないとしている。

 映像は同研究所が2017年と2019年に撮影、1月23日に提供。(c)AFP