【1月23日 CGTN Japanese】中国の国有鉄道会社である中国国家鉄路集団の統計によると、今年の「春運」(春節前後の帰省とUターンラッシュに対応する特別輸送体制)の初日となる1月7日からの15日間で、全国の鉄道が輸送した旅客数は、前年同期比27.3%増の累計約1億1000万人(1日平均約730万人)となりました。また、貨物輸送は累計1億5592万トンでした。

 旅客列車はこれまでに1日平均9093本運行されています。旅客数が特に多い北京、上海、広州の3都市からは1日平均997本、夜行の直通高速列車は1日最大で492本運行され、いずれも前年同期比で大幅に増加しました。

 各駅や列車内では、感染症の予防・抑制対策として、トイレや洗面台、エスカレーターの手すり、座席などの消毒や換気を強化し、定期的なサンプリング検査を実施しています。また、乗客の待ち時間を短縮するために、各駅では出発・到着時のセキュリティーチェックや改札の通行ルートの変更など、必要に応じた調整を行っています。

 国家鉄路集団は、石炭やその他のエネルギー物資、薬品、穀物、果物、野菜などの年越し関連物資の輸送を確保するため、7日からの15日間で1日平均17万3058両に及ぶ貨物列車の運行を続け、大量輸送を支えたということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News