有利なデジタル産業クラスターを構築する 中国・深セン
このニュースをシェア
【1月26日 People’s Daily】中国の電子情報製造業、またソフトウェアと情報技術サービスの重要な都市として、2021年、深セン市(Shenzhen)のデジタル経済の中核産業の付加価値は900億元(約1兆7100億円)を超え、市のGDPの30.5%を占めており、その規模と品質は、全国でトップクラスに位置づけられている。
「電子情報製造業がデジタル化を急速に推進できるのは、深センには関連するデジタルソリューションプロバイダーが集まっているからだ」と、賽昇デジタル経済研究センター(深セン)(CIC賽昇)ゼネラルマネージャーの李京南(Li Jingnan)さんは述べた。
富士康工業互聯網(FII、工業富聯)の深セン工場で、材料の供給や検査の自動化、物流のインテリジェント化により、工場は電灯をつける必要なく、完全自動運転を実現することができる。この「消灯工場」を支えているのが、騰訊(テンセント、Tencent)WeMakeインダストリアルインターネットプラットフォームだ。
テンセントクラウド(Tencent Cloud)副総裁、スマート製造リーダーの曹磊(Cao Lei)さんの紹介によると、工場の生産データがリアルタイムでクラウドにアップロードされ、人工知能(AI)などの技術でそれをシミュレーションや分析を行い、生産改善の新しいソリューションを提案するという。現在、テンセントのWeMakeは26業界の42万社の製造業企業にサービスを提供し、4900以上の工業的応用を公開し、製造業のデジタル化の敷居を下げることに効果的に貢献している。
大手デジタルサービス事業者だけでなく、「洗練された小規模な」デジタルソリューションプロバイダーも深センのいたるところで花開いている。
なぜ、深センにはこれほど多くのデジタルソリューションプロバイダーが誕生したのだろうか?
第一に、深センは密集した製造業のクラスターがあり、市場の需要も大きい。TCLグループがインキュベートしたテクノロジー企業の格創東智(GECETH.CN)駐TCL華星光電技術(CSOT)IT交付センター顧客成功部の劉豊洋(Liu Fengyang)部長は、深センとその周辺には、電子情報産業クラスターなどの多くの中・ハイエンド製造業が形成された。製品の精度要件が高く、電子製品の更新も速く、企業の品質と効率の継続的な向上が問われるようになり、こうしたニーズに効果的に応えられるのが、デジタルソリューションだと述べた。
第二に、深センは完璧なインフラと強固な産業基盤を持っている。深セン市工業・情報化局の担当者によると、深セン市の5G基地局数は6万4000局に達し、その密度は国内トップクラスで、5Gの商用展開と大規模応用で優れた成果を上げ、デジタル経済の盛んな発展のための強固な基礎を築いたという。
また、デジタル経済産業を奨励するための公的資金投入や、一流のビジネス環境と革新的な人材政策により、ハイエンドの要素が深センに集まってくる。(c)People’s Daily/AFPBB News