【1月24日 People’s Daily】最近、コロナ対策の最適化が実施されつづけている中、企業への援助も一貫して力を入れている。中国各地で企業の操業再開率が早いペースで上がっており、物流業務量も徐々に上がってきている。例えば北京では、ますます多くの生産工場がフル稼働するようになり、少なからぬ企業で生産・運輸能力が急速に回復している。深セン(Shenzhen)では、さらに多くのハイテク企業がデジタル化への転換という新しいチャンスに照準を定め、「ユニコーン企業」が奮闘している。

 近ごろ開催された中央経済工作会議では、「市場の自信を奮い起こす」「経済主体の需要をめぐる政策に注力し、政策の実施法を完成させ、即時性・正確性を強化する」ことを強調した。経済の循環全体を好転させ、質の効率的向上と量の合理的増加を目指す。また市場の自信を奮い起こし、社会の創造的能力のポテンシャルを最大限呼び覚まし、改革を推し進め、市場の活力と社会の創造性を活性化することを目指す。 

 この10年、中国の経済的・社会的な発展は歴史的な成果と変革を見せ、発展に質が求められるようになった。中国市場における経済主体の数は2012年の5500万から1億6300万までに達しており、中国経済の安定的かつ持続可能な発展に対するミクロ的な基礎が整ったといえる。

 今年から、市場の経済主体を維持し経済の発展を促進するため、付加価値税に対する還付を大規模に実施したり、中小企業を対象に補助やベイルアウトを包括的に行ったりと、様々な政策がとられている。

 2022年の1~11月、全国のオンラインにおける現物商品取引は同期比6.4%増の伸びであり、消費市場は粘り強い発展を見せている。一定規模以上の企業における工業生産額は同期比3.8%増加し、工業生産は全体として安定しており、新しい情報技術などの分野は成長を続けている。中国は世界的に見ても最大規模の中流層がおり、世界で最も成長性を持った消費市場となっている。ついで、マクロ的な政策に力を入れ、市場化、法の整備、国際化を進めて一流の商業環境を作ることが求められる。これによって起業家を鼓舞し、規模の拡大と構造のアップグレードによって、内需を牽引し質の良い供給を促し、質の高い発展を形成することができるのである。

 長い目で見れば、中国の経済は今でも大きな発展の余地があり、来年の経済は全体的に好転する見通しで、市場で活躍する億を超える経済主体もすべきことは大いにあり、必ずやより力強く持続的な発展を実現することができるであろう。(c)People’s Daily/AFPBB News