【1月23日 AFP】ノルウェー軍制服組トップのエイリク・クリストファーセン(Eirik Kristoffersen)司令官は22日、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う人的損失について、ロシア側の死傷者は18万人、ウクライナ側は兵士10万人が死傷、民間人も3万人が死亡したとの試算を明らかにした。

 司令官は同国テレビ局TV2のインタビューで、「ロシアの死傷者は約18万人に近づきつつある」と述べた。試算方法は示さなかった。

 また、「ウクライナ側の死傷者は10万人以上だろう。民間人約3万人もこの悲惨な戦争で命を落とした」と語った。

 ロシア、ウクライナ両国とも、自国の損失について明確な数字を出していない。

 米軍制服組トップのマーク・ミリー(Mark Milley)統合参謀本部議長は昨年11月、ロシアの死傷者は10万人以上で、ウクライナ側にも同程度の死傷者が出ている可能性があると指摘していた。

 クリストファーセン氏は、ロシアの動員能力と武器生産能力に言及し、同国は多大な損失を被っているにもかかわらず「長期にわたって(戦争を)継続することが可能だ」と述べた。(c)AFP