【1月22日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)は21日、男子シングルス3回戦が行われ、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)は1-6、7-6(9-7)、3-6、4-6で第24シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)に敗戦。しかし試合後には、「すべてを出し尽くした」ことを誇った。

 2回戦で、決着が日付をまたいだ翌日の午前4時過ぎにもつれ込むフルセットの死闘を繰り広げたマレーは、明らかにその影響が感じられる中でいつも通り粘り強いプレーを披露したが、3回戦で姿を消すことになった。しかし会場のファンは、盛大な拍手でマレーをたたえた。

 四大大会(グランドスラム)通算3勝を挙げているマレーは、「複雑な感情」を抱いていることを認め、「この3試合は、持っているものをすべて出し尽くした。それは非常に誇らしく思う」と話しつつ、「しかし残念でもある。かなりの練習量を割いて一年の始まりを迎え、非常にいい大会にして長く勝ち進めるだけのいいプレーができていた」と悔やんだ。

 それでも、年齢とけがの不安がある中で現役続行には強い意欲を見せ、「グランドスラムで3回戦よりもっと先へ勝ち進める可能性もあったのだし、そこに疑いの余地はない」とコメントしている。

 勝利したバウティスタ・アグトは、4回戦でノーシードのトミー・ポール(Tommy Paul、米国)と対戦する。(c)AFP