【1月21日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)は20日、女子シングルス3回戦が行われ、世界ランキング87位の朱琳(Zhu Lin、ズー・リン、中国)は7-6(7-3)、1-6、6-4で大会第6シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)を撃破し、四大大会(グランドスラム)で自身初のベスト16入りを果たした。

 グランドスラムでは今大会まで2回戦を突破したことがなかった朱は試合後、「これって現実? 夢の中にいるの?」と感極まり、自身の陣営に向かって「ありがとう、チームのみんな。毎日、私を後押ししてくれてありがとう」と感謝した。

 さらに「とにかく、このようにハイレベルな試合でもプレーできる能力があると自分を信じて、毎日、一生懸命に練習するしかない」とし、「それに、何が起きるかなんて誰が分かる? 分かりっこない」と語った。

 これまでトップ10選手には7戦全敗だった朱は、準々決勝進出を懸けた次戦、2012、13年大会の女王で第24シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)に挑む。ベラルーシ出身のアザレンカは、第10シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)に1-6、6-2、6-1の逆転勝利を収め、2年連続の4回戦進出を決めた。(c)AFP