【1月21日 Xinhua News】中国貴州省(Guizhou)の少数民族地域を走る列車5640便と5639便は、各駅に停車する「鈍行列車」だ。同省貴陽市(Guiyang)と銅仁市(Tongren)玉屏トン族自治県の間を走るこの往復列車は途中、黔東南(けんとうなん)ミャオ族トン族自治州の複数の郷や鎮を通り、走行距離337キロの沿線にある100以上の少数民族の村を結んでいる。

 中国鉄路成都局集団貴陽旅客輸送区間の上海2隊は2019年から、沿線に住む少数民族地域の人々が年越し用品を手軽に購入できるようにするため、毎年春節(旧正月)期間の特別輸送「春運」の開始時から除夕(旧暦の大晦日)前まで、これら2便の旅客流動状況に応じて、公定価格で年越し用品を販売する「新春年越し用品店」を開設するかどうかを決めてきた。

 年越し用品店が開設されると、車両の両脇に商品が並べられ、車内は中国情緒あふれる年越しムードに包まれる。(c)Xinhua News/AFPBB News