【1月22日 CGTN Japanese】中国科学院国家天文台によりますと、中国の科学研究者は宇宙に対する長期的な科学観測を通じて、天体物理学における非常に重要な基礎理論である「恒星の初期質量分布の法則」が銀河系の進化の歴史と環境に伴い著しく変化することを発見しました。この科学研究成果は19日、国際的な学術誌「ネイチャー」で発表されました。

 広大な宇宙にある多数の銀河では常に新しい恒星が誕生しており、同一の星形成区では質量の異なる多くの新生恒星が大量に誕生します。新生恒星の質量分布の法則は、一群の恒星が誕生したばかりの頃に異なる質量の恒星が占める割合を記述しています。天文学者は長年、この分布法則は宇宙の至る所で変わらないと仮定してきました。

 中国科学院国家天文台の劉超(Liu Chao)研究員の科学研究チームが河北省(Hebei)興隆県(Xinglong)にある郭守敬望遠鏡を利用して観測された9万個以上の銀河系にある恒星に対して統計分析を行ったところ、若い小質量恒星の数の割合が年老いた恒星よりも明らかに高く、金属含有量が高い恒星ファミリーほど小質量恒星の数の割合が高いことが初めて鮮明に観測されました。この発見は、恒星の初期質量分布の法則が宇宙の至る所で変わらないという定番の理論に挑戦し、科学界のこの基本概念に対する認識を改め、天体物理の多くの分野における研究・発展に深い影響を及ぼすことになります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News