【1月20日 Xinhua News】中国音像・デジタル出版協会(CADPA)はこのほど、「2022年中国ゲーム産業リポート」を発表し、22年の中国ゲーム業はさまざまな要因が響き、複数の指標が低下したと明らかにした。

 22年の中国ゲーム市場の売上高は2658億8千万元(1元=約19円)と、前年を306億3千万元(10・3%)下回った。中国企業が独自開発したゲームの海外市場売上高は3・7%減の173億5千万ドル(1ドル=約128円)だった。ゲームユーザー数は0・3%減の約6億6400万人となった。

 うち、モバイルゲームの売上高は14・4%減の1930億6千万元、PCゲームは4・4%増の613億7千万元、ブラウザーゲームは12・4%減の52億8千万元だった。eスポーツ市場の売上高は16・0%減の約1178億元となった。

 リポートによると、ゲーム業界は22年に①企業の生産・研究開発が制限され、プロジェクトの進捗が滞る②求人需要が収縮し、人員配置の最適化が頻繁に行われる③投資家の信頼感が弱まり、企業の投資・資金調達活動が行き詰まる④ユーザーが個人支出を削減し、娯楽消費が大幅に落ち込む⑤海外市場での競争が激しさを増し、企業の海外進出を阻害する要因が増大している-といった現実的な問題に直面した。業界は全体的に圧力を受けながら力を蓄える段階にあるとみられる。(c)Xinhua News/AFPBB News