【1月20日 CNS】中国・海南省(Hainan)では観光客が増え、海南島の免税市場が回復を続けている。海口(Haikou)税関によると、元旦連休(昨年12月31日~1月2日)の3日間の売り上げは計4億2200万元(約80億5387万円)を記録。4万3000人が商品を購入し、1人当たりの買い物額は9816元(約18万7338円)で前年同期の水準に戻った。

 海南島では離島振興策として、中国人観光客らを対象に免税品を販売している。新型コロナウイルスの影響で2022年の免税品売上額は予想を下回ったため、昨年12月から、免税店11店が共同で2か月間の割引キャンペーンを展開。12月中旬以降、免税店の1日平均売上額は1億元(約19億850万円)を超え、回復傾向を示した。

 免税店の消費を促進するため、海南省は消費クーポン券を発行している。海口市では最近、総額600万元(約1億1451万円)のクーポン券を発行し、消費を喚起している。(c)CNS/JCM/AFPBB News