【1月19日 AFP】ウクライナの首都キーウ近郊で18日、幼稚園近くにヘリコプターが墜落し、デニス・モナスティルスキー(Denys Monastyrsky)内相(42)を含む政府高官ら14人が死亡した。

 当局は当初、死者を18人としていたが、後に14人に訂正。死者にはモナスティルスキー氏のほか、複数の内務省高官と子ども1人が含まれている。緊急対応当局によると、さらに25人が負傷した。

 墜落現場はキーウの北東約20キロの場所に位置するブロバリー(Brovary)。ウクライナ当局は今のところ、墜落にロシア軍が関与していたとの見方を示していない。

 当局によると、墜落時、幼稚園の児童と職員は敷地の中にいた。インターネットで拡散している動画では、現場から火の手が上がり、泣き声が聞こえる。

 モナスティルスキー氏は2児の父で、2021年に内相に任命された。

 ロシア・ウクライナ両軍は、侵攻初期にブロバリーをめぐって交戦。ロシアは4月上旬に撤退していた。

 映像前半はヘリコプターの墜落現場、ウクライナ国家警察が18日撮影・提供。後半は2022年に撮影されたモナスティルスキー氏の資料映像。(c)AFP