16日午後2時ごろ、ソウル・明洞の漢城華僑小学校裏の路地に、撤去された露店の残骸が散らばっている(c)MONEYTODAY
16日午後2時ごろ、ソウル・明洞の漢城華僑小学校裏の路地に、撤去された露店の残骸が散らばっている(c)MONEYTODAY

【01月19日 KOREA WAVE】ソウル市中区(チュング)明洞(ミョンドン)にある漢城(ハンソン)華僑小学校裏の露店7カ所が16日午前1時ごろ、学校の増改築業者によって撤去され、商人らが猛反発した。

漢城小学校側は、学校敷地内の建物2軒を増改築しようとしたが、建物の裏側の壁面に接して露店7カ所が営業をしていたため工事を進めることができなかった。露店商らは学校敷地の一部と明洞4ギル一帯の道路の一部を無断で占有し、毎年4000万ウォン(約418万円)程度の道路弁償金を納付していたという。

学校関係者は「ここ数年間、自主撤去しろと通告してきたのに、露店が無断で土地を占有していた」と話した。しかし、露店商側は学校側との協議がなかったとし、学校と増改築業者を器物損壊などの疑いで警察に告訴する予定だ。

露店7カ所の総務を受け持っている人物は「前夜11時10分まで営業をしたが、今朝の未明、学校側が事前通知なしに撤去をした」「撤去について学校側と露店商側が協議をしたこともない」と話した。

中区役所の関係者は「明洞の実名制露店以外には事実上、合法的な運営とは言い難い」「実名で登録されている場所ではないので、区役所で措置できることはない。ただ、市民の通行のために小学校側に積み置かれた残骸を整理しろという内容の原状回復命令は出した」と明らかにした。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News