【1月19日 AFP】米アラスカ州西端の集落で17日、ホッキョクグマが住民を襲い、女性1人と少年1人が死亡した。警察が発表した。

 クマは、ベーリング海峡(Bering Strait)に面した人口約150人のウェールズ(Wales)に侵入。住民を追い回し、2人を襲った。その後、住民に射殺された。

 ホッキョクグマが人を襲うのは極めてまれ。カナダのNGO「ポーラー・ベアーズ・インターナショナル(Polar Bears International)」によると、ホッキョクグマに襲われて死亡した人の数は1870~2014年の間は計20人にとどまっていたが、それ以降は増加傾向にある。

 ホッキョクグマの生息地である北極圏の海氷は気候変動の影響で減少しており、危機にさらされている。(c)AFP