【1月21日 CGTN Japanese】中国東部・江蘇省(Jiangsu)の揚州大学で料理を専攻する大学2年生の潘澄さんはこのほど、冬休みに故郷の江蘇省塩城市(Yancheng)倉岡村に帰省したところ、ちょうど村人が正月料理で大忙しの時期にあたり、料理の腕を買われて村中で引っ張りだこになりました。

 潘さんによると、実家に戻った最初の数日は携帯電話をいじったり寝ていることが多く、少し退屈な日々を送っていましたが、ある日、家族のために料理の腕前を披露し、肉まんや揚げ団子などの正月料理を作ったところ、好評を得ました。それがきっかけで「名声」がすぐさま村中に広まりました。

 難易度の高い肉まんも素早く作れ、見た目も抜群。そして、揚げた肉団子も全部同じ大きさでした。肉まんの生地を伸ばす作業で、ほとんどの人は均一の厚さの生地しか作れないのですが、プロの訓練を受けた潘さんは、全体を薄く伸ばしながらも、真ん中だけが厚いという生地が作れます。そうした生地で作った肉まんは底の部分が破れません。

 潘さんはすでに20戸以上で正月料理作りを手伝いました。村の人たちはほとんど同じ時期に集中的に正月料理を作るので、忙しいときは潘さんの予約を取る必要があるといいます。また、村人の薦めで、潘さんは近隣の村でも正月料理作りを手伝いました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News