【1月18日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)は18日、男子シングルス2回戦が行われ、前回王者で大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、世界ランク65位のマッケンジー・マクドナルド(MacKenzie McDonald、米国)に4-6、4-6、5-7で敗れる大波乱が起きた。

 36歳のナダルは股関節の負傷とみられる状態に苦しみ、ここ数年の四大大会(グランドスラム)では最低の結果に終わった。

 ナダルは第1セットを奪われた後、第2セットでフォアハンドで体を伸ばした際に負傷し、1ブレークダウンの場面で痛みに耐えかねてメディカルタイムアウトを取った。その後も戦い続けはしたものの、違和感があるのは明らかで動きに支障をきたしていた。

 ナダルにとってグランドスラムでのこれほどまでの早期敗退は、1回戦で敗れた2016年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2016)以来となった。

 勝ったマクドナルドは「精神面をつなぎとめるのがかなり厳しかったが、何とかやり遂げた。彼はすごいチャンピオンで、どんな状況でも決してあきらめない。自分のやるべきことに集中しようとしたが、彼にリズムを狂わされてしまった」と振り返った。(c)AFP