【1月18日 AFP】フィリピンの裁判所は18日、脱税に絡む4件の罪に問われていた、2021年にノーベル平和賞を受賞したジャーナリスト、マリア・レッサ(Maria Ressa)氏(59)と同氏が運営するニュースサイト「ラップラー(Rappler)」に対し、無罪を言い渡した。

 首都マニラの裁判所の外でレッサ氏は報道陣に対し、「きょう、真実が勝利した」と述べ、「罪は政治的な動機に基づくものだった」と訴えた。

 レッサ氏は、ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)前大統領が推進した「麻薬戦争」を批判したために訴えられたとの見方もある。

 レッサ氏は脱税以外にも、現在控訴中の名誉毀損(きそん)を含め3事案で起訴されている。(c)AFP