リヨンに1100万の支払い命令、妊娠した選手に給与払わず
発信地:パリ/フランス
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【1月18日 AFP】フランス女子サッカーリーグのオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)は17日、元所属選手のサラ・ビョーク・グンナスドッティル(Sara Bjork Gunnarsdottir)の妊娠中に実質的な給与削減したことについて、国際サッカー連盟(FIFA)から8万2000ユーロ(約1140万円)を補償するよう命じられた。
グンナスドッティルは2020年にドイツ・女子ブンデスリーガのVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)からリヨンに加入。同年の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Women's Champions League 2019-20)決勝では、古巣相手にゴールを決めてチームの大会制覇に貢献し、さらに国内カップ戦のタイトルも獲得した。
その後の2021年に妊娠したが、試合出場と練習を続けてから、出産後すぐにチームへ復帰するつもりで母国アイスランドに戻った。ところが本人によれば、史上最多8回の欧州制覇を誇るリヨンは、彼女を産休として給与を払わず、グンナスドッティルは少額の国の給付金しか受け取れなかったという。
しかし今回、リヨンはその分の補償を命じられた。グンナスドッティルは昨シーズン限りでリヨンを退団し、イタリア・セリエA女子のユベントス(Juventus)と2年契約を結んだ。(c)AFP