【1月18日 Xinhua News】中国国家知識産権(知的財産権)局の胡文輝(Hu Wenhui)副局長は16日、国務院新聞(報道)弁公室が開いた記者会見で、中国の2022年の知的財産権関連データを公表した。昨年の知的財産権業務については、質の高い発展への流れが顕著になり、知的財産権強国の建設に向け着実な一歩を踏み出したと述べた。胡氏が公表したデータは次の通り。

 ▽特許関連

 22年の権利取得件数のうち、発明特許は79万8千件、実用新案は280万4千件、意匠は72万1千件。特許協力条約(PCT)に基づく国際特許の出願件数は7万4千件、中国の出願者が「意匠の国際登録に関するハーグ協定」に基づき出願した意匠件数は1286件だった。22年末時点の中国の有効発明特許数は421万2千件で、うち国内(香港・マカオ・台湾地区除く)が328万件。1万人当たりの高価値発明特許保有数は9・4件となった。

 ▽商標関連

 22年の商標登録数は617万7千件で、マドリッド協定議定書に基づく商標の国際登録出願件数は5827件。22年末時点の有効商標登録数は4267万2千件だった。

 ▽地理的表示(GI)関連

 GI産品承認数は22年に5件増え、22年末時点の累計承認数は2495件となった。団体・証明商標としてのGI登録承認数は514件増え、累計数は7076件。GI専用マークの使用承認を取得した市場主体(企業や事業者)数は6373社だった。

 ▽集積回路(IC)配置設計関連

 IC配置設計登録証書の発給件数は22年に9106件増え、22年末時点の累計発給件数は6万1千件になった。

 22年の特許・商標担保融資案件は2万8千件で、融資総額は4868億8千万元(1元=約19円)だった。(c)Xinhua News/AFPBB News