【1月17日 AFP】オーストラリアテニス協会(Tennis Australia)は17日、同国駐在のウクライナ大使からの要請を受け、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)におけるロシアとベラルーシの国旗掲出を禁止した。

 16日に行われたカテリナ・バインドル(Kateryna Baindl、ウクライナ)とロシア出身のカミラ・ラヒモワ(Kamilla Rakhimova)の女子シングルス1回戦では、白青赤のロシア国旗が見られた。

 これを受けて同協会は、「全豪オープンにおいて、ロシアとベラルーシの国旗を禁止する」と発表。「当初の方針ではファンにそれら(両国の旗)の持ち込みを認めていたが、混乱を引き起こすために使用することはできない。きのう、コートサイドに当該国の旗が掲出される事案があった」と説明した。

 ロシアがウクライナに侵攻して以降、ロシア出身のテニス選手は中立旗の下で大会に出場しており、全豪オープンでも同様の措置が取られている。(c)AFP