【1月17日 AFP】ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は16日、同国軍と民間軍事会社ワグネル(Wagner)が、ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州ソレダル(Soledar)制圧をめぐる功名争いで対立しているとの臆測を否定した。

 ペスコフ氏は記者団に対し、そうした見方はメディアや軍事ブロガーによるでっち上げだと一蹴。ロシア軍もワグネルも「祖国のために戦っている」と述べた。

 ロシア軍とワグネルの反目がことさらに取り沙汰されるようになったのは、同社の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏が11日、同社の部隊がソレダル全域を制圧したと主張して以降。

 国防省は直ちに同氏の主張を否定し、13日にソレダル「解放」を発表。これに対しプリゴジン氏は、国防省がワグネルから勝利を奪おうとしていると反発していた。(c)AFP