【1月21日 CGTN Japanese】昨年、中国の造船業の国際市場におけるシェアは引き続き1位を維持しました。載貨重量トン数で見た世界シェアは、竣工量では47.3%、新規受注量では55.2%、受注残(手持ち工事量)では49.8%を占めています。

 世界中で新規に発注された船舶の内で、環境にやさしいデュアルフューエルエンジン船舶が占める割合は前年より24ポイント上昇して49%を超えており、いずれも中国が建造を請け負っているものです。クリーンで低炭素への転換は中国の造船業が力を入れている点の一つでもあります。

 中国南部の広州市のある造船所では、昨年、メタノールも燃料とするデュアルフューエルエンジンの船を4隻引き渡しており、現在も新たに2隻を建造中です。この造船所が以前に開発したデュアルフューエルエンジン船で使用される液化天然ガスに比べ、メタノールは入手しやすく、製造プロセスもよりクリーンだということです。

 中国船舶工業協会の統計によれば、昨年は船舶用代替燃料として石油の代わりにメタノールを使う傾向が顕著で、新規に建造されたメタノール燃料船は通年で43隻に上りました。クリーンエネルギー燃料船の市場シェアだけを見ても、世界中で新規に発注されたクリーンエネルギー船は2021年の30%から昨年12月時点では51%に上昇しているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News