【1月16日 AFP】男子テニスのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は16日、この日開幕した全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)を、負傷のため欠場すると発表。母国での四大大会(グランドスラム)出場を逃し、「がっかり」していると語った。

 タイトル獲得の可能性はなきにしもあらずとみられていたキリオスは、大会を前に足首の問題に苦しんでいたが、膝の違和感により欠場を余儀なくされた。

 初戦では、ロシア出身のロマン・サフィウリン(Roman Safiullin)との対戦が予定され、男子ダブルスでは同胞タナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)とのペアで大会連覇を目指していた。

 急きょ開かれた会見でキリオスは、「もちろんがっかりだ。去年はダブルスで優勝して、人生最高のテニスをして、ここでは最高の大会を過ごした」とし、「残酷なものだ。自分の1年のうちで一番大事なトーナメントの一つだから、簡単ではなかった。いろいろな感情が入り交じっている。ただ、タイミングが悪かっただけで、それが人生だ」と続けた。

 検査の結果、膝外側半月板の小さな断裂によるのう胞が確認されたが、キャリアを脅かすほどのけがではないという。(c)AFP