【1月16日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)は16日、男子シングルス1回戦が行われ、17歳の商竣程(Shang Juncheng、シャン・ジュンチェン、中国)が6-2、6-4、6-7(2-7)、7-5でオスカー・オッテ(Oscar Otte、ドイツ)を破った。中国の男子選手が全豪オープンのシングルス本戦で白星を挙げるのは、史上初の快挙となった。

 才能豊かな予選勝者の商は、3時間近い激戦を制して2回戦に勝ち進んだ。第1セットに2回あったブレークのピンチをしのぐと、その後は相手にブレークポイントを握られることなく、3本目のマッチポイントを獲得して勝利。2回戦は厳しい組み合わせとなり、第16シードのフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)に挑む。

 この勝利は、中国にとって重要な結果ということに加えて、商としてもいくつかの節目になった。商にとっては四大大会(グランドスラム)初白星というだけでなく、ATPツアーでも4回目の挑戦で初勝利となった。

 男子シングルスには、大会最年少の商を筆頭に、中国から張之臻(Zhang Zhizhen、ジャン・ジジェン)とウー・イービン(Wu Yibing)も出場している。グランドスラムの本戦に中国の男子選手が3人出場するのは、1968年のオープン化以後では初となる。(c)AFP